図工の時間 6時間目「顔あそび」

図工の時間6時間目は顔あそび。描いた絵を使って、遊べる作品をつくります。

【時間の目安】1時間30分〜2時間30分

【用意するもの】
*画用紙 (サイズはA5程度、同じサイズで3枚以上)
*クレパス (絵具・色鉛筆・カラーペンなど、絵が描ければ画材は何でもかまいません)
*カッターナイフ (ハサミでも可)

【注意すること】
*カッターナイフの扱いには十分注意してください。小さいこどもがつくる場合はハサミを使うか、保護者の方が切ってあげるようにしてください。
*絵具を使う場合は、机や床が汚れないように新聞紙やビニールシートなどを用意して下さい。

【作り方】
まずは画用紙に顔の絵を描きます。
※画用紙1枚につき1つの顔の絵を描いていきます。正面の姿を、できるだけ同じくらいの大きさになるように、3枚以上描いてください。人間・動物・妖怪など、なんの顔でも大丈夫です。

今回はクレパスを使いますが、画材はなんでもかまいません。
画面いっぱいに、はっきりと描いていきましょう。
まずは自分の顔を描いてみました。
色もしっかりと塗っておきましょう。
次は白菜のお化けです。
いろんな種類の顔を描いておくとあとで遊ぶときに楽しいです。
おじいさん。
できるだけ他の顔と色を変えて塗っていきます。
たくさん描けました。鬼・白菜・自分・ねずみ・おじいさん・かっぱ・虎です。顔の大きさは全て同じくらいに描いておくのが重要です。

 

描いた絵を3つに切り分けます。
※カッターナイフの扱いには十分注意してください。小さいこどもがつくる場合はハサミを使うか、保護者の方が切ってあげるようにしてください。

カッターで切る際はカッターマットか段ボールなどを敷きましょう。
まずは口の上あたりを切ります。口と鼻の間がちょうどいいと思います。
できるだけ真っ直ぐ切っておくと、後で遊ぶときに綺麗に繋がります。
次は目の上を切ります。目ギリギリのところで切らずに、少し上のあたりで切りましょう。
ハサミで切る場合は、定規を当てて鉛筆で薄く切り取り線を書いて、それに沿ってできるだけ真っ直ぐ切りましょう。
頭・目と鼻・口の3つに切り分けられました。他の顔も同じ切り分け方をします。
全て切り分けられました。パーツの大きさは絵によって違っていて大丈夫です。

 

顔を並べ替えてあそびましょう。
※今回の作品は顔を描いて完成ではなく、描いた顔を使ってあそぶことが目的です。いろんな楽しみ方を見つけてみてください。

切った絵を頭・目と鼻・口のパーツごとに分けて置いておきます。
顔のパーツを選んで並べ替えていきます。とりあえず虎の口を選んでみました。
目はかっぱ。
頭はねずみです。
なんと形容していいかわからないものができました。
次は自分の目のパーツを使って新しい自画像をつくってみようと思います。
出っ歯なのでねずみの口にしてみます。
白菜の頭も面白いけど、、あだ名がかっぱだったのでかっぱの頭にします。
自画像ができました。もう少し痩せてるんですが、だいたいこんな感じの顔をしています。
他にも変な顔がたくさんできました。
顔の形がぴったり合ってなくても大丈夫です。
出来上がったひと達に名前をつけてあげても面白いかもしれません。

 

【おまけ】
顔あそびは一人でやっても楽しいのですが、家族や友人と一緒にやるともっと楽しめると思います。
ということで妻と一緒に顔をつくってみました。

二人分のスペースを空けて。
それぞれの顔をつくっていきます。
あーだこーだしゃべりながらつくると楽しいです。
妻の方が先に完成、いい顔してる。僕の方は、どこかで見たことがある顔になってるような。。
できました。人としゃべりながらつくるだけでも楽しいのですが、一つの顔を2〜3人で協力して作ったり、「新時代のアイドル」とか「最強の妖怪」とかテーマを決めてつくってみてもいいですね。

今回は顔を組み合わせて遊ぶところを一緒にやってもらいましたが、絵を描くところから誰かと一緒にやって、画風が違う顔を組み合わせるのもおもしろいと思います。

 

【おわりに】
今までの図工の時間では、作品が完成するまでの作り方を紹介してきましたが、今回は絵を描き終えてから楽しめるもの、完成しないものにしようと思って「顔あそび」を考えてみました。
今回は顔の絵を描いて頭・目と鼻・口に分けた「顔あそび」でしたが、花瓶に生けた花の絵を描いて花・茎と葉・花瓶に分ければ「花あそび」、家の絵を描いて屋根・二階・一階に分ければ「家あそび」、といったふうに描く絵を変えて「何あそび」ができるか考えてみると楽しさが広がると思います。

「図工の時間」の利用について


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