水辺を歩く/Walking Along the Waterside
人間の森/The Forest of Humans
2024年2月24日-3月16日/February 24-March 16, 2024
YOD Gallery (大阪/Osaka)
YOD Galleryには展示室が2つあるのでそれぞれの部屋で全く違うテーマの展覧会をつくることにした。
「水辺を歩く」では、川と海にまつわる様々なものを描いた作品を展示する。災害や戦争の痕跡・盆の風習・水辺の妖怪など、これまで旅した土地で見聞きしたものや、幼い頃に見た夢などをもとに8点の新作を描いた。それぞれの作品の由来となった出来事や物語を書いた文章とともに展示する。
「人間の森」では、2020年から2023年までに描いた人物画を展示する。人物画の制作を始めた当初(2008年頃)から[誰から見ても普遍的な他者]というある種の理想的な人物像を描こうとしていたが、2020年以降はその理想から離れ、その時々の僕自身の興味や関心に応じた人間の姿を描いている。この3年間で50点以上の人物画を制作したが、断片的な作品も多く、まとまったテーマがあるとは言い難い。今回の展示では[他者]を普遍的な人物像としてではなく、様々な個の総体として捉えてみたい。
▼作品解説資料
水辺を歩く/Walking Along the Waterside
人間の森/The Forest of Humans
撮影|佐竹龍蔵
Photo by Satake Ryuzo