図工の時間 4時間目「フロッタージュ」

図工の時間4時間目はフロッタージュです。
フロッタージュ・・凹凸のあるものに紙を当て、画面を鉛筆などで擦ることで凹凸の形を写し取る技法

【作品1枚が完成するまでの目安】10分程度

【用意するもの】
*コピー用紙 (サイズはA5〜A4程度)
*鉛筆
*色鉛筆
*マスキングテープ

【注意すること】
*鉛筆・色鉛筆で家の壁や家具などを汚さないように気をつけてください。

【作り方】
①凹凸のあるものにコピー用紙を当てて鉛筆・色鉛筆で擦ります。
※フロッタージュはこの作り方①だけで完成します。作り方を覚えたら、家の中で凹凸のある場所を探しにいきましょう。

凹凸のあるものとして、プラスチックのボックスを用意しました。まずは鉛筆で擦ってみます。
ボックスにコピー用紙を当てます。紙がずれないようにマスキングテープで止めておきましょう。
あとは鉛筆で擦るだけ。
鉛筆は立てずに少し倒して擦りましょう。
力を入れすぎると紙が破れることもあるので始めのうちは優しくささーっと塗っていきます。
鉛筆が紙からはみ出すと家の壁や家具などが汚れることがあります。今回は紙の端まで塗らず、少し余白を開けています。
完成しました。A5サイズの紙だと数分で出来上がります。

②画材を変えて擦ってみます。
※同じ凹凸面でも鉛筆の濃さが違ったり、色鉛筆にすることで違う表現ができます。いろいろ試してみましょう。

木材の表面をHの鉛筆、3Bの鉛筆、赤い色鉛筆で擦ってみました。
同じものを擦ってもこれだけ様子が変わるので、自分がこれだと思う画材を使って擦ってみましょう。

 

③家の中で凹凸のある場所を探しにいきましょう。
※フロッタージュの楽しさは思いがけない形や模様が描けるところにあると思います。家の中で凹凸のある場所を探してたくさん絵を描いてみましょう。

ここからは色鉛筆を使ってやってみます。家が散らかっているので描いてる様子はカット。。出来上がった絵だけご覧ください。
まずは冷蔵庫の排気口(?)です。いきなりいい形でした。
畳。擦り心地のよさは一番でした。
これ見てもわからないと思いますが、空気清浄機です。
壁紙。いい感じそうと思ってもやってみるとイマイチなところも結構多かったです。
お風呂場の床です。これが本当のフロッタージュ。。
洗濯かご。柔らかいので少しやりづらかったです。
作品制作している部屋の床。固まった絵具の形がいい感じに出てきました。
靴底。いろんな模様のパターンがつくれそうです。
完成です。1時間くらい家の中をうろうろしながら、いろんな形の絵が描けました。

 

【おわりに】
フロッタージュはとてもシンプルな技法ですがその分奥が深く、工夫をすればすごくいいものをつくれる可能性を秘めています。やり方が簡単なので軽い気持ちでやってみてください。

また、作って終わりではなく、他に楽しみ方がないか考えてみるのもいいと思います。
例えば、完成した作品を家族に見せてどこで擦ってきたものかクイズを出してみたり、「水玉模様を探してこよう」等のお題を出して家全体を使ってゲーム感覚で遊んでみるのもいいかもしれません。
外に出かけてやってみるのも面白いです。コピー用紙と鉛筆を持って出かけると普段よく歩く道にも新しい楽しみを見つけられると思います。

次回、5時間目はマスキングテープと絵具を使って絵を描いてみようと思います。4月18日(土)の更新です。

「図工の時間」の利用について


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