図工の時間1時間目は紙で版画を作ります。
【完成までの目安】1時間30分〜2時間30分
【用意するもの】
*画用紙3枚以上 (大きさはハガキ大〜A3程度、枚数が多いほどたくさん作品が刷れます)
*ハサミ
*木工用ボンド (のりでも可)
*水彩絵具 (アクリル・ガッシュ・ポスターカラーがおすすめ。なければ透明水彩でも)
*大きめの筆 (刷毛やローラーでも可)
*筆洗 (バケツや紙コップなどでも可)
*パレット (紙皿やアルミホイルなどでも可)
*マスキングテープ (あれば)
【注意すること】
*絵具を使うので、机や床が汚れないように新聞紙やビニールシートなどを用意して下さい。
*版画作品は版の絵と刷った絵が左右反転します。例えば、文字を書きたい時は版を作る際に鏡文字で書く必要があります。
【作り方】
①まずは画用紙を自由な形に切っていきます。
※はじめのうちは無理に何かの形にしなくても大丈夫です。大きさの違う丸や四角や三角など簡単な図形でも面白い作品が作れると思います。慣れてきたら少し複雑な形にも挑戦してみましょう。
②切った画用紙を新しい画用紙に貼っていきます。
③版に絵具を塗ります。
※ここから絵具を使うので、机や床などが汚れないように注意して下さい。
※絵具の濃さの調整ははじめのうちは難しいかもしれません。水が多いと色が薄くてべちゃっとした絵になったり、水が少ないと絵を刷る前に絵具が乾くことがあります。同じ版で何度も絵を刷ることができるので、もし失敗しても絵具の濃さを調整してもう一度挑戦してみましょう。
④版に画用紙を当てて刷っていきます。
⑤版に当てた画用紙を剥がして完成です。
⑥くり返し刷りましょう。
版画の面白いところは版がある限り何度でも同じ絵が刷れるところです。紙版画も版がボロボロになるまでは何度も刷ることができるので、色を変えたり絵具の濃さを変えたりして何度も刷ってみて下さい。
【おまけ】
作品を作っていた時に出た画用紙の切れ端を使ってポストカードを作りました。
【おわりに】
今回は1時間目ということもあって、しっかりと時間をかけてつくる作品を紹介しました。版をつくるのは画用紙を切ったり貼ったり結構大変かもしれませんが、版が一つできると作品をたくさん作ることができるので、なんというか、お得な気がしますね。
個人的には版に画用紙を当ててごしごし擦ってから剥がす時の失敗してたらどうしようという緊張感が好きです。失敗してても特にどうもしないんですが。
これを見てつくってみようと思ってくださった方も、失敗を気にせずに挑戦してみてください。
次回、2時間目はもっと短い時間で簡単にできて、空いている時間に時間潰し感覚でコツコツつくれるような作品を紹介する予定です。4月5日(日)に更新します。